満を持して

丸くて太くてポッチャリした脚のイメージを、永いこと密かに温めていました。

やっと届いた試作品に興奮しつつ 吟味もせずに 一番目立つ場所に 即 据えた

基本構造は定番「 TBK12type」 と同じ 脚の位置と形状が違う
2本の反り止めを幕板の上に載せた 脚のトップが天板から離れているので 見る角度によっては 天板が浮いている様にも見える

このテーブル の誕生にはきっかけとご縁があります。

かれこれ40年くらい前、雑誌か何かでコルビジェのLC6を見たのがきっかけです。
金属の脚にガラスの天板が乗ったそのテーブルは、斬新で姿も美しく、しばし見入ってしまいました。
いつかこんなモノを、と思ったことでした。
初の試作は1998年頃、2000年には定番になりました。
素材も姿も全く違いますが、私にとってはコルビジェのオマージュでした。
以来何度かマイナーチェンジして、現在は定番として欠かせないものになっています。。

2010年頃、奄美大島にUターンされた方から「大きなテーブルを作って欲しい」 と相談がありました。
お受けするにあたって、土地柄、湿度が大変気になったのと、以前から機会があったら行ってみたいと思っていた場所だったので、渡りに船と勝手に押しかけて行った際、ご自宅の庭に〝高倉〟を発見したのでした。
結果、通気性の良い構造のTBK12をベースにして、角脚を高倉の太い丸脚に変更したデザインを提案し、それが採用になりました。
因みに、奄美大島のジェラートショップ『ラフォンテ』がテーブル の嫁入り先です。
機会がありましたら、尋ねてみてください。至福のジェラートです。
で、このテーブル がすごく良くて(笑)、そのうち定番に加えたいと考えていたのですが、環境が整わず延び々になっていました。
満を持しての投入です。高倉の様に永く愛されることを願っています。

大満足なテーブルになりました。これから大いに宣伝したいと思っています。
そんな訳で、気張ってご紹介致しました。
是非ご覧になってください。
お待ちしています。


定番決定
受注生産ですので、天板の厚さ、脚の太さや位置、サイズなど自由に変更が出来ます。
定番ページはこちらをクリック→ TBK25 W2200